「ルーパー長」は、「再生・録音するループの長さ」であり、Qun mk2においては、プリセット・バケットにおける「パターンの総ステップ数」を軸とした、ルーパーを使用する上で常に基本となる要素です。
ルーパー長の確認
Qun mk2を起動した直後はルーパー・ステータスのルーパー長が「73.3」と表示されています。これは……
- 初期状態のテンポ(92bpm)であること
- ルーパーに何も録音がない状態であること
この条件において、ひとつのトラックに録音可能な長さ(ステップ数)を示しています。
ルーパー長はどのように決まるか
まだルーパーに何も録音されていない状態が前提です。
最初の録音で決まる
操作例
例:1 小節の録音
1
2
3
4
5
録音が開始されたら、適当なタイミングで STOP を押してください。
パターンを演奏し終わる前に録音を停止しても、ルーパーは1小節めの最後まで録音を実行します。
6
REC を押して「ルーパー・ステータス」を表示させると、「L」項目の値が「8.0」となっていることが確認できます。
7
例:2 小節の録音
1
2
3
4
5
1小節めが経過し、2小節めの冒頭を過ぎたら、適当なタイミングで STOP を押してください。
パターンを演奏し終わる前に録音を停止しても、ルーパーは2小節めの最後まで録音を実行します。
6
REC を押して「ルーパー・ステータス」を表示させると、「L」項目の値が「16.0」となっていることが確認できます。
7
ルーパー長は「16」に決まりました。
- この場合、パターンの「Seq Ct」->「8」を2回分録音したので、ルーパー長が「16」になったわけです。
- 同じ要領で、「Seq Ct」->「16」を2回分録音すれば、ルーパー長は「32」となります。
WAVインポート時に決まる
ケース:3
- ルーパーに何も録音がない状態だとします。
- パターン(または セッション)のテンポが92bpmだとします。
- テンポ:92bpm/長さ:2 小節分ジャスト のWAVファイルをインポートします。
- REC を押して「ルーパー・ステータス」を表示させると、「L」項目の値が「16.0」となっていることが確認できます。
- ルーパー長は「16」に決まりました。
ただし、WAVファイルの長さが「真にジャスト」でなければ、ルーパー長は中途半端な数値になることがあります。(たとえば「15.9」「7.8」など)
そのため、WAVファイルインポートでループ長を決めることは、あまりおすすめしません。
ただし……
- すでに「トラックA」に録音データがあり
- ルーパー長が「8」とします。
- このとき、「トラックB」へWAVファイルをインポートしても、
- ルーパー長は「8」のままで変更されません。
”パターン”と”ルーパー長”の関係
ルーパーは原則としてシーケンサーに同期して動作しますが、「ルーパー長」は、必ずしも「シーケンス・パターン」と同じ長さである必要はありません。
下の図が示すように、最終的に両者の帳尻が合っていれば、途切れることなくスムーズに同期再生をすることができます。
Seq Ct=8、Looper Length=16
Seq Ct=16、Looper Length=8
ルーパー長を変更するには
- いずれかのトラックに、すでに録音データがあり、
- 現在のルーパー長が「8」になっているとします。
- 任意のトラックに対して「OVERDUBではない”REC”」を行います。
- REC+PLAY を2回押して、「R」モードの録音待機状態にします。
- ルーパー・ステータスのモード表示が「R」になっていることを確認してください。
- PLAY を押して録音を開始します。
- 1小節めが経過し、2小節めの冒頭が来たら STOP で録音を停止します。
- パターンを演奏し終わる前に録音を停止しても、ルーパーは2小節めの最後まで録音を実行します。
- REC を押して「ルーパー・ステータス」を表示させると、「L」項目の値が「16.0」となっていることが確認できます。
- ルーパー長は「8->16」に変更されました。