パラメーター・ロック

「パラメーター ロック」は、シーケンサーにおいて特定のステップだけに一時的なパラメーター変更を適用します。シーケンサーがそのステップを再生しているときだけパラメーターの変更が再現されます。

  • プリセットに設定されている全体的なパラメーターを、「一部分」かつ「一時的」に変更できるので、より複雑なパターンを作成でき、バリエーションに富む演奏が展開できます。
  • 「PARAM」項目にある音色のあらゆるパラメーターを、合計 3 項目までロック設定できます。

そのほんの一例として、エフェクトを例にするとすれば……

  • プリセットのエフェクトは「OFF」であっても任意のステップだけに「Flanger1」をかける
  • プリセットのエフェクトは「Chorus1」で Effect Depth が最大であっても任意のステップだけは Effect Depth を”0″にする
  • パターンにおける前半のステップには「Delay」、後半には「Crusher」を適用
      などなど……

パラメーター・ロックを適用する

  • 1

    PLAYモード->任意のパターンを選びます。
    ここでは「パターン-3」を選んでいます。

  • 2

    「Velocity、Tune、Width、Probability」のうち、いずれかのサブモードを表示させます。

    • たとえば TUNE  なら PLAYモード->Shift+5
    • これは、シーケンサーの各ステップが確認できる状態にするためです。(その他のサブモードではステップが表示されないため)
    • 筆者はいつも「ON/OFF」以外のサブモードを選びます。ボタンを押す操作でステップをOFFにしてしまうことがよくあるからです。
  • 3

    パラメーター・ロックをかけたいステップ 18 を決めて、そのボタンを押したまま PARAM ボタンを押してください。
    ここでは 7 を押しながら PARAM ボタンを押してください。

  • 4

    すると、パラメーター画面全体が白い枠で囲まれます。これがパラメーター・ロックの設定をしている状態であることを示します。(通常のパラメーター変更の画面と区別してください)

    上の例は、OSC1/2  が選ばれている状態です。

  • 5

    ここでは VCF  を例に操作します。Shift+7 を押してください。

  • 6

    ここでは CUTOFF を調整するため、 1 押しながら Dial を回します。

  • 7

    調整をしたパラメータ部分の背景が反転して白い状態になります。

  • 8

    同じ要領で、合計3つまで設定を変更できます。

    上の例ではVCFのパラメータを 3 つ変更していますが、PARAMモードの全サブモードにわたって合計 3 つまで変更可能です。

  • 9
    PLAY を押すことでパラメーター・ロック設定を抜けます。

  • 10

    下の画像のように、パラメーター・ロックが適用されているステップには のマークが付きます。

    この例では「ステップ-7」に対してパラメーター・ロックが適用されていることを示します。

  • 11

    パターンを再生させて、パラメーター・ロックが適用されていることを確かめてください。

最後に変更したパラメーター(上の例では Cutoff)は、他のステップに対して即座に値を変更することができます。

  • 最後の変更を適用させたいステップが「2」なら……
  • 2+PARAM+Dial ステップ2に対して Cutoff をパラメーター・ロックできます。

この流れで、任意のステップへ次々にパラメーター・ロックを設定していくことができます。

パラメーター・ロックを解除する

  • 1

    解除したいステップの 18 を押しながら PARAM ボタンを長押しします。

    • 「ステップ1」と「ステップ3」を解除したい場合は、1and3 を同時に押しつつ、PARAM 長押しします。
  • 2

    そうすると、「Lock Cleared」とメッセージが表示され、パラメーター・ロックを示すステップ上の マークが消えます。

  • 3

    パラメーター・ロックを解除すると、ロックしていたパラメーターの値は元に戻ります。(プリセットにセットされている値になる)

ヒント

たとえば、パラメーター・ロックで特定のステップだけにエフェクトの「Flanger1」を適用したいとします。
「Effect Type」「Effect Speed」「Effect Depth」の値が設定されることで効果が出ますが、これでパラメーターが 3 つになるので、「Effect Feedback」をパラメーター・ロックに適用できません。

これはあくまで一例ですが、こういった場合、あらかじめプリセットのエフェクト設定のいくつかを事前にセットしておく方法があります。

方法:A

  1. PARAMx2->3 でサブモード MIX  に入ります。
  2. 「Effect Speed」「Effect Depth」「Effect Feedback」を好みの値に設定しておきます。
  3. 「Effect Type」はOFFなので、この時点ではエフェクト効果は出ません。
  4. パラメーター・ロックで、任意のステップだけに「Effect Type」をFlanger1にセットします。
  5. パラメーター・ロックを適用したパラメーターはまだ 1 つですので、ロックさせる要素がまだ 2 つ残っています。

方法:B

  1. PARAMx2->3 でサブモード MIX  に入ります。
  2. 「Effect Type」をFlanger1に。
    「Effect Feedback」を好みの値に設定しておきます。
  3. 「Effect Speed」「Effect Depth」はOFFなので、この時点ではエフェクト効果は出ません。
  4. パラメーター・ロックで、任意のステップだけに「Effect Speed」「Effect Depth」の値をセットします。
  5. パラメーター・ロックを適用したパラメーターはまだ 2 つですので、ロックさせる要素がまだ 1 つ残っています。

上と同じような流れで、プリセットに対してあらかじめ”薄く”エフェクトを設定しておき、パラメーター・ロックで特定のステップだけエフェクトの掛かり具合を強くする……などの応用ができます。


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